JAZZ BOXの作曲家に聞いてみた。
(今回の作曲で一番良かったことは?)
五味さんと仕事をする上で、作曲家として一番いいのは、思い切った作品を提出できることですね。通常の仕事では、いろいろなオーダーを聞いて曲作りを行うので、どうしても受け身になりがち。でも、五味さんの場合は逆にこちらが“攻めの姿勢”で取り組んでこそ評価してくれるので、クリエイターとしてやりがいのある曲作りが出来ます。
(五味太郎的ジャズの世界を表現することで何か注意した点は?)
まず、「オルゴールの曲を作る」と考えてしまうと、なかなか既成の考えから抜け出せない。だから、あえて耳慣れたものにしないことを念頭に置き、「オルゴールの曲作り」を忘れることにしました。そして、五味さんと打ち合わせをするなかで、思い描いたのは「大人がひとりで聞くジャズ」ということですね。
(作曲で一番苦労したことは?)
ピアノで作曲したんですが、テクニカルな面でいろいろな制約があったことですね。オルゴールの構造上、音の数が20個で構成しなければならないんですよ。しかもブルーノートの音階だから“ド”“レ”はよくても“ミ”は使っちゃいけない。通常の作曲と比べて、そこのところがかなり苦労しましたね。しまいには、使ってはいけない鍵盤にテープでバツ印をつけて、取り組みました(笑)
(作曲を手がけた方としてどう聞いて欲しいですか?)
このJAZZ BOXの奏でる音は、実際に自分で手回しして聞かないと良さが伝わらないと思うんですよ。そんなわけで、パソコンで試聴できるようにはして欲しくないですね(笑)。あと、手回しの速度は、ゆっくりめに! そうすると、大人のJAZZYな世界が堪能できると思いますよ!
(了)
実は現在3曲の曲が出来上がっています。スローバラードなもの、ブルース調のもの、ラグタイムなものとバラエティに富んでいます。この楽曲シートに五味師匠がデザインを施す予定ですので、乞うご期待!
【尾形 真一郎 プロフィール】
・作曲家/キーボードプレイヤー
・1967年1月4日東京生まれ
・大学在学中よりCMやビデオパッケージの音楽製作にたずさわり、
以来フリーの作曲家として活躍。
【主な作品】
・TDKコア『五味太郎ビデオライブラリー』
・映画『リング0バースデイ』サウンドトラック
・NHK教育テレビ『きょうはだれかな』
・フジテレビ『ほんとにあった怖い話』、ETC
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